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【関井氏に聞く】いまどきの保育園の素晴らしさ

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最終更新日 2024年11月20日

「保育園で働く職員について詳しく知りたい」
「保育園と幼稚園、どちらか悩んでいる」
「関井圭一さんってどんな人?」

保育園で働いている職員は保育士が中心ですが、ほとんどの園に看護師が常駐していることを知っていますか。

国の方針で専門の医療知識をもつ看護師が保育の現場にいることが望ましいとされていましたが、看護師不足や園の運営の難しさなどからなかなか看護師を常駐させることが実行されにくかったのが、ここ数年で徐々に看護師が常駐できるようになってきました。

一昔前の人はよく「小さな子どもを預けるなんてかわいそう」という言葉を発するようようですが、それには訳があり、昔の保育園はただ小さな子供を集めて面倒を見ているだけで、中には劣悪な環境のところがあったそうです。

そういったイメージが残っているので、あんなところに子どもを預けているなんてかわいそうといった気持ちになってしまうのでしょう。

実際は専門の知識をもった保育士がいて、環境的にも厳しい基準が設けられているので子どもにとって必要な要素は満たされているところがほとんどでしょう。

そういった今の園を実際に見て、ここなら子どもも喜んで通えると意見が変わる人も少なくないと聞きます。

【参考】関井圭一氏は、派遣事業などを行う株式会社の代表取締役を務めている人物です。
関井圭一氏、株式会社キヨウグループの人材派遣について

https://www.kaigo-110.biz/fujigakuin-enter.html

専門知識を生かしたケアを行える

こういった変化があったのは、一時期には子どもを預かる場所としてはどう考えても不適切だと思える場所があったからでしょう。

まだ日本全体が貧しく生きていくことに精いっぱいだった時代には親が子供の面倒だけを見ていては食べていくことができません。

生きていくことが重要視されていたために保育の環境まで考えている余裕がなかったからです。

保育園という概念がない時代には自宅の柱に子どもを縛り付けて仕事に出たり、おんぶをして子どもを背負いながら仕事をしていたので、その時代に比べたら預ける場所があるというだけで、幸せだったのかもしれません。

それから月日は流れ、今の保育園は保育士だけでなく看護師も常駐することで専門の知識を生かしたケアを行っています。

特に年齢が低い子どもたちは、少しのことで体調の変化をきたしやすく丁寧なケアが必要です。

急な体調不良や、予想外の外傷など保育士だけでは判断に困る時には、看護師が判断をして保育を行います。

常に看護師がいることで急な事態に備えられるという意味では、自宅以上に手厚いケアを受けていると言えます。

保健活動とは

もうひとつの看護師の仕事は保健活動です。

保健活動とは健康な人たちが健康を保持できるように働きかける活動です。

例えば風邪が流行っている季節には手洗い、うがいを習慣づけたり、感染症が広まっている時はどのように対処するかなど様々です。

これらは病気になる前に行う予防的な側面が大きくなります。

今までは子どもは病気になるものだという考えが一般的でしたが、適切な予防を行うことで不必要な病気にかかることを減らし、子どもにとっても親にとっても健やかな毎日をつくる手助けができます。

特に感染症はきちんとした知識を持ち、予防的な行動をとることで感染症にかかる可能性を低くすることができます。

適切な知識を普及させることも看護師の役割です。

子どもたちや保護者だけでなく、園の職員全員に指導を行うことで園自体が感染症に対して備えができるようになります。

人間の身体だけでなく心もケアをする看護師の仕事

こういった看護師ならではの活動を行うことで今まで以上に子どもと保護者にとって意味のある場所にすることができるようになります。

看護師は人間の身体だけでなく心もケアをする仕事です。

保育士ももちろん園児や保護者の精神的なケアを行いますが、看護師は保育士とは違った視点で見ることができます。

そのため保護者が発達上の不安を抱えている時には保育士だけでなく看護師も共に相談に乗ることで、人間の発達段階に沿った援助が行えます。

最近では、情報が多いため保護者が専門家以上に子どもの発達について詳しくなっており、たくさんの情報を見ているうちに、自分の子どもも発達に問題があるのではないかと心配している保護者が多いそうです。

今までは多少育てにくい子だと感じても、専門機関に相談するまでは情報が得られなかったので、それ以上に心配することはありませんでしたが、今ではなんでもインターネットで調べられてしまうので、疑い出すとキリがなくなってしまいます。

これには良い面と悪い面がありますが、時代がそうである以上そういった問題にも対処していかなくてはいけません。

そのような場合には保護者がたくさんの情報を持っているために、保育士だけでは対応に困ることがあります。

まとめ

しかし、看護師が参加することで専門的な立場の意見を聞くことができて保護者は非常に安心できるようです。

もしも必要がある場合には専門機関への橋渡し的なことも行うので、そういった具体的な解決法を知ることができるのもメリットのひとつです。

昔は預けるのが可哀想と言われた時代でしたが、今では育児中に利用しないのがもったいないほどのものに成長しているのが現在の保育園です。

保育のプロだけでなく様々な職種が連携して子どもと保護者の成長をサポートしています。